■24年4月9日 残雪のすき間からカタクリの花芽
突哨山付近の水田の雪はかなり消え、ハクチョウが飛来していますが、森の中はまだ残雪で覆われています。寒暖差が激しく、8日は20度、9日は2度と、体調がおかしくなるほどです。雪面にはエゾシカやアライグマ、キタキツネの足跡。まだ少ない食べ物を探して懸命です。いつも最初にカタクリが出てくる場所は、雪融けが遅れているのに、残雪と落ち葉の間からちゃんと花芽が出ていました。季節外れのみぞれ雪に濡れ、ほのかなピンクの先端に水滴がついて色っぽい。この先1週間ほどは暖気が続くそうで、雪融けとカタクリの芽出しは一気に進みだそうです。
昨年は異例に開花が早く、4月下旬にピークを迎えました。今年はそれよ
りかなり遅く、斜面はまだ雪一色ですが、今後は一気に春めく感じで目が離せません。遊歩道には枯れ木の倒木もあり、切ったり片付けたりしながらの巡回でした。
木々の根元もどんどん土が見えてきました。季語では「根開き(ねあき)」となるそうです。そういえば遠軽のデュオ「ホラネロ」の楽曲に「雪根開き(ゆきねびらき)」がありました。春待つ心が浮き立つような言葉です。
カタクリのボランティアガイド「花案内人」募集中です。19日午後6時30分から室内研修、20日に現地実習です。達人の話が聞けて楽しいですよ。
お問い合わせはask@morinet-h.org 090-8903-3001へ。
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