3月も終わりに差し掛かり、ここ数日は季節外れの暖かい日が続いています。
突哨山でも一気に雪が溶け始め確かな春の訪れを感じられるようになってきました。
まずはカタクリ広場の様子から。
除雪をしている場所はすでに地面が見えています。
入山口の斜面もところどころ地面が見え始めています。
今年の冬は雪が多く暴風警報が発令された日もあったので、倒木や落枝が特に多かったです。
遊歩道の脇には片付けた枝や木があちこちに積まれています。
ガイドマップ「2番」周辺では地面が見えているところもあります。
この辺りは毎年一番最初にカタクリの発芽が見られる場所ですが、
まだ発芽していませんでした。
エゾシカの足跡です。
真冬の期間はあまり見かけませんでしたが、
暖かくなってからはよく足跡が見られるようになりました。
ガイドマップ「4番」扇の沢分岐地点の様子です。
まだまだ深い雪に覆われています。
この辺りの積雪深は60センチぐらいでした。
「5番」トドマツ林の様子です。
朝のうちは雪が締まっていてつぼ足でも問題なかったんですが、
昼近くなって気温が上がるとだんだん雪が緩んできて歩きづらくなりました。
この時期はまだスノーシューの方が歩きやすいようです。
「7番」頂上の様子です。
風が抜けるせいかあまり雪が多い場所ではありません。
この地点での積雪は30センチ程度です。
枝がたくさん落ちてますね。
こちらは稜線分岐の様子です。
高さ40センチのベンチが見えてます。
みなみ折り返し地点付近の様子です。
この辺りは突哨山の公園の中ではもっとも南に位置する遊歩道です。
南向きの斜面は地面が見えてます。
フクジュソウが一本だけ芽を出していました。
まだツボミの状態です。
カタクリも発芽も確認できました。
でもまだ数えるほどしかありません。
昨年は記録的に雪が少ない年で最初の発芽を確認したのは3月27日でした。
例年では4月10日前後なんですが、ここ数日の暖かさが影響してるのかもしれません。
一本だけツボミのカタクリもありました。
周囲の状況から考えると異常な早さです。
ガイドマップ「10番」木もれび分岐地点の様子です。
この辺りの積雪も30センチほどあります。
この地点での気温は午前11時で12℃。
3月としてはかなり高いです。
こちらは突哨山口の様子です。
こちらもところどころで地面が見え始めています。
今年は雪が多かった割にはカタクリの発芽は平年に比べるととても早いです。
ここ数日の気温の高さが影響しているのでしょう。
この気温の高さはあと数日続く予報です。
どんどん雪が溶け始め、カタクリの発芽がたくさん見られると思います。
ただし、開花や満開の時期はこれからの天気や気温によって変わってきます。
昨年の開花は4月8日、見頃のピークは4月30日ぐらいでした。
平年であれば4月中旬に開花、4月下旬に満開という感じです。
今年はどうなるんでしょうか。
引き続きカタクリ速報でお伝えしたいと思います。
(中村)