2019年5月7日火曜日

2019年5月6日 ぴぴの路がおすすめです。


10日間続いたゴールデンウィークも今日で終わりました。期間中、突哨山は全国各地から日本最大級のカタクリの群落を見るために集まった来訪者でにぎわいました。
今日は昨日に引き続き25℃近くまで気温が上がり、突哨山のカタクリのピークはどんどん北側へ移っています。
陽当たりのいい南側斜面ではほとんどのカタクリが花の時期を終えていますが、突哨山の最も北側に位置するぴぴの路ではエゾエンゴサクやカタクリがとてもきれいに咲いています。またカタクリルート「4番」や「7番」でもまだきれいなカタクリを見ることができます。

ぴぴの路のエゾエンゴサク

カタクリルート「4番」のカタクリ

カタクリルート「7番」のカタクリ


カタクリの花が終わりを迎える頃にはニリンソウやオオバナノエンレイソウなどの白い花が咲き始めます。 山中に点在するエゾヤマザクラはようやく花をつけ始めました。

カタクリルート「10番」付近のニリンソウ

谷渡りルートのオオバナのエンレイソウ

エゾヤマザクラ


多くの場所で花の時期を終えたカタクリが目立ってきましたが、まだまだ目を楽しませてくれる花はたくさんあります。
静かに山を歩きながら今の時期でしか見られない花を楽しむのもいいのではないでしょうか。


56日現在のカタクリ開花マップです。
ピンクは開花 茶色は枯れ です。
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(中村)

2019年5月5日日曜日

2019年5月4日 「4番」「7番」のカタクリが満開です。

カタクリルート「4番」のカタクリ

今日の旭川市よく晴れて最高気温は22.7℃まで上がりました。
カタクリの開花のピークは徐々に北側へ移っています。突哨山口から入った木もれび分岐「10番」付近から南折り返し地点までは枯れたカタクリが目立ってきました。

現在の見頃はカタクリルート扇の沢分岐地点「4番」、「7番」、そして谷渡りルートの北向き斜面では一面のカタクリが見られます。また、木もれびの路の稜線付近や「9番」のエゾエンゴサクもまだ綺麗な花を咲かせています。

カタクリルート「7番」のカタクリ
谷渡りルートのカタクリ


ぴぴの路のエゾエンゴサクはもうすぐ満開を迎えそうです。

ぴぴの路のエゾエンゴサク

 
ようやく遊歩道上に雪がなくなりましたが昨日の雨でぬかるんでいる場所があります。谷渡りルートは道幅が狭く、木の根や岩などで滑りやすくなっていますので注意が必要です。
長かったゴールデンウィークもあと2日。突哨山はまだ早春の花で埋め尽くされています。

5月4日現在の開花マップです。
ピンクは開花 茶色は枯れ です。
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(中村)

2019年5月2日木曜日

2019年5月1日 「9番」のエゾエンゴサクがおすすめです。

 
 令和元年となったこの日はの午前中は晴れ間も出ていましたが曇リがちで夕方から少し雨が降りました。朝、下を向いていたカタクリが陽の光を浴びて徐々に花びらを上に持ち上げる様子を見ることができました。

昨日までの好天でカタクリの花の盛りが少しずつ北に移動しています。
もっとも開花の早かったカタクリルート「2番」や「10番」の木もれび分岐付近では萎れたカタクリが少しずつ出始めています。
現在のおすすめは「9番」のエゾエンゴサク、「4番」と「7番」のカタクリはほぼ満開です。また谷渡りルートでは遊歩道に沿って咲いたカタクリや北向きの斜面一面に咲いたカタクリを見ることができます。谷渡りルートは道幅が狭くアップダウンもあり、足場が悪い場所もありますのでトレッキングシューズなどでの散策がおすすめです。

カタクリルート「4番」のカタクリ
カタクリルート「7番」のカタクリ

 カタクリのピークを迎えると同時にニリンソウやイチゲ類の白い花が少しずつ顔を出し始めました。

三角点分岐付近のキクザキイチゲ
ぴぴの路のヒメイチゲ

カタクリルート「5番」から「6番」付近はまだ少し雪が残っています。多少ぬかるみもあります。

カタクリルート「6番」の様子

ゴールデンウィークも後半に差し掛かりました。53日にはカタクリ広場で「カタクリフォーラム」が、比布町では「春の突哨山ツアー」が開催されます。
春の突哨山はまだまだ花盛りです。

51日現在の開花マップです。
ピンクは開花 黄色はつぼみ です。
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(中村)

2019年4月29日月曜日

2019年4月28日 木もれび分岐付近が満開です!


 今日の旭川は早朝に氷点下まで下がり午前中は肌寒かったですが、よく晴れて午後から気温が上がり最高気温は15℃でした。
 気温の上昇とともにカタクリも花弁を広げ、木もれび分岐付近はほぼ満開です。木もれびの路も遊歩道の両側が開花したカタクリに埋め尽くされています。
 また少し足を延ばすとカタクリルート「9番」でエゾエンゴサクの群落を見ることができます。

木もれびの路のカタクリ
「9番」のエゾエンゴサク

 カタクリルート「4番」扇の沢分岐付近ではカタクリのつぼみがたくさん出始めています。日当たりのいい場所では開花しているものもあります。

カタクリルート「4番」扇の沢分岐の様子

 しかし、カタクリルート「5番」から「6番」、扇の沢ルート「D番」付近ではまだ雪が残っている部分もあります。

カタクリルート「6番」付近の様子

現在のおすすめルートは突哨山口から入り木もれびの路を通って「9番」まで足を伸ばし、余裕があれば谷渡りルートを回って戻るコースです。
谷渡りルートは多少アップダウンがあり足場が悪い場所もありますのでトレッキングシューズなどで歩くことをお勧めします。


 4月28日現在の開花マップです。
ピンクは開花 黄色はつぼみ 白は開花なしです。

(中村)

2019年4月26日金曜日

2019年4月25日 開花の範囲はゆっくりと広がっています。



今日の旭川市の最高気温は12.1℃。昨晩から朝にかけて少し雨が降り、午前中は曇っていました。お昼頃から太陽が顔を出しましたが、風がややあり肌寒い一日でした。

現在、カタクリルート「2番」付近と「10番」木もれび分岐付近は7分咲ですが、木もれびの路の三角点分岐付近はまだつぼみです。

「10番」木もれび分岐付近
木もれびの路の三角点分岐付近


扇の沢ルート、谷渡りルートの日当たりの良い場所では開花しているカタクリも見られるようになってきました。
扇の沢ルートの雪解け水はかなり落ち着きましたがまだぬかるんでいる場所が多くあります。

扇の沢ルートの様子


尾根沿いの日陰の場所はまだ雪が残っている場所があります。
カタクリルート「3番」から「6番」にかけて、扇の沢ルート「D番」付近は遊歩道上に雪が残っています。

カタクリルート「3番」の様子


「9番」のエゾエンゴサクの群落は今年もキレイに咲いています。

カタクリルート「9番」のエゾエンゴサク

 
今年は例年になく雪解けが遅いです。そのせいかカタクリの開花状況が場所によって大きく差が出ています。昨年のように山全体が花に包まれる感じはありませんが、所々で長く楽しめるのではないでしょうか。
また、この時期には珍しく雪が残っているので、雪の中から顔を出すカタクリやエゾシカの足跡なども見ることができます。
突哨山に足を運ばれる際はぜひ全ルートを歩いてみてください。
いろいろな発見がありますよ。

カタクリルート「4番」付近
雪の中から芽を出すカタクリ 
扇の沢ルート「D番」付近
エゾシカの足跡

4月25日現在のカタクリ開花状況マップです。
ピンクは開花 黄色はつぼみ 白は開花なし


(中村)

2019年4月21日日曜日

2019年4月21日 徐々に開花が広がっています。

カタクリルート「2番」付近のカタクリ


418日の旭川の最高気温は23.7℃まで上がり、その後の二日間は10℃前後、今日は14.4℃でした。
突哨山のカタクリは徐々に開花し始めています。
現在の開花範囲はカタクリルート「2番」付近と木もれび分岐「10番」から南折り返し地点の間です。まだ開花しているカタクリはまばらですが、つぼみを付けたカタクリが無数に広がっています。ゴールデンウィーク期間中には満開のカタクリが見られると期待しています。

木もれび分岐付近のカタクリのつぼみ

 また、木もれびの路周辺ではフクジュソウが多く見られ、開花したナニワズやエゾエンゴサクも増えてきました。南折り返し地点ではキクザキイチゲが咲き始めました。

木もれび分岐付近のフクジュソウ
木もれび分岐付近のナニワズ 
木もれび分岐付近のエゾエンゴサク
南折り返し地点のキクザキイチゲ 

遊歩道はまだ雪に覆われている場所が多くあります。北向きの斜面や日当たりの悪い場所などもまだ雪が残っています。扇の沢分岐「4番」の積雪は10センチほどです。

扇の沢分岐「4番」の様子




今日は4月27日(土)から56日(月祝)までのゴールデンウィーク期間中に実施する花案内人ボランティアガイドの現地講習会でした。今年初めて花案内人に参加する方は1819日に実施された勉強会のどちらかに参加され、今日の現地講習会に参加されています。現地講習会では様々な早春の植物や動物の食痕を観察したり、スキー場の痕跡を見たりしながら遊歩道を歩き、ガイドの予行演習も行いました。
期間中は木もれび分岐「10番」に待機していますので、気軽に声をかけて下さい。
花案内人は黄色いバンダナが目印です。

4月18日勉強会の様子
 
4月21日現地講習会の様子


南折り返しの下
木もれび
木もれび


421日現在のカタクリ開花状況マップです。
白は発芽なし 黄色はつぼみ ピンクは開花です。

(中村)

2019年4月17日水曜日

2019年4月16日 今年最初のカタクリの開花です。


  49日のカタクリの芽吹きから、ようやく今年最初の開花を確認することができました。
場所はカタクリルート「2番」付近です。
今春の突哨山は雪解けが遅く、昨年の418日よりも二日早かったですが例年に比べると一週間ほど遅い開花です。

日当たりのいい場所はだいぶ雪解けが進みましたが、遊歩道上はまだ雪に覆われているところが多いです。
カタクリルート「4番」扇の沢分岐地点ではまだ32センチの積雪があります。

カタクリ広場口付近の様子
 
扇の沢分岐地点の様子

扇の沢ルートは雪解け水があふれ水に浸かっている状態です。
水辺にはバイケイソウやザゼンソウが多く見られるようになってきました。

扇の沢ルートの様子
扇の沢ルートのザゼンソウ


突哨山口から入った木もれび分岐「10番」付近ではカタクリの芽やつぼみがたくさん出始めています。
場所によっては雪の下から元気に顔を出しているカタクリもあります。
この日はカタクリの開花は確認できませんでしたが、フクジュソウやエゾエンゴサクはすでに立派な花を咲かせています。


木もれび分岐付近のカタクリの芽

木もれび分岐付近のフクジュソウ

木もれび分岐付近のエゾエンゴサク


 早春の花の開花に合わせて動物や昆虫たちも活動を始めています。

クジャクチョウ 
エゾサンショウウオも産卵を始めました 
コゲラ


 各遊歩道入口の情報ボックスには最新のガイドマップが置いてあります。
入山の際にはご自由にお持ちください。



いたるところでカタクリの芽が足の踏み場もないぐらい無数に顔を出しています。
今年ももうすぐたくさんのカタクリの花で埋め尽くされるでしょう。
ゴールデンウィークにちょうど見頃になるといいですね。

 
この日は今年二回目のヒグマ痕跡調査を実施しました。
前回同様、まだ雪の残る全山を歩きヒグマの足跡や痕跡がないか調査をしました。
幸い今回もヒグマの痕跡は確認されませんでした。
今後は複数の地点にトレイルカメラを設置して調査を継続します。
(中村)