2021年5月27日木曜日

2021年5月26日 今年最後のカタクリ速報です。

 


 

 

 5月も終わりにさしかかり、

カタクリやエゾエンゴサクなどの早春の花に覆われた突哨山は、

今では濃い緑に包まれています。


 あたりではエゾハルゼミの鳴き声が響き渡り、

夏の訪れを感じるようになってきました。


 

 カタクリの大きな群落のあるガイドマップ「10番」

木もれび分岐地点は緑色に包まれています。

 


 上を見上げると頭上は木の葉に覆われ、

ほとんど空が見えません。

 

 

 

 この時期のカタクリは子房がふくらみ始め、

もうすぐ種を落とします。

葉は黄色く半透明になり溶けるようになくなります。

 

 

 

 こちらはエゾエンゴサクの群落がある「9番」付近です。

早春の時期と比べ、同じ場所とは思えないほどうっそうとしています。

 

 

 

 稜線上の遊歩道脇にはオオタチツボスミレの群落があちこちにありました。

 

 

 

 マイヅルソウも花を咲かせています。

 

 

 

 こちらはクルマバソウの群落。

 

 

 

 ぴぴの路ではオオバナノエンレイソウがまだ綺麗な白い花を咲かせていました。

 

 

 この日、突哨山ではお二人の方とすれ違いました。

お一人はキビタキを見に、

もう一人の方は運動のためいらっしゃったそうです。


 突哨山が一年のうちで最も賑わう早春の花の時期は過ぎましたが、

これからの季節もいろいろな楽しみ方があります。


 時期によって様々な植物の姿を見ることができます。

小鳥や小動物との出会いもあります。

天気の良い日に木漏れ日の中を歩くのもとても気持ちの良いものです。

 

これからの季節、突哨山のいろいろな魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

 

(中村)

2021年5月6日木曜日

2021年5月6日 扇の沢分岐からぴぴの路にかけて見頃です


 

 現在、ガイドマップ「4番」の扇の沢分岐地点からぴぴの路が見頃を迎えています。

上の写真はぴぴの路入り口のエゾエンゴサクの群落です。

 

 

 こちらは「4番」扇の沢分岐地点のカタクリです。

 

 

 最も開花の早かった「10番」木もれび分岐付近ではカタクリの花は散りはじめています。

 

 

 カタクリの花が終わった場所ではニリンソウなどの白い花が咲きはじめています。

 

 

 こちらは南折り返し地点付近のオオバナノエンレイソウです。

まだ多くがつぼみですが咲きはじめているものもあります。

 


  今年のゴールデンウィークはほとんど曇っていて気温が低かったですね。

その分カタクリなどの花の時期は長くなっている感じがします。

ゴールデンウィークは終わってしまいましたが、

突哨山ではまだもう少し花を楽しめそうです。

 

(中村) 

2021年4月27日火曜日

2021年4月26日 木もれび分岐「10番」付近で見頃です。

 

 現在、木もれび分岐「10番」周辺から谷渡りルートでカタクリが満開です。

全ルートでカタクリは開花していますが、

扇の沢分岐「4番」や日当たりの悪い場所ではまだまだつぼみの状態が多いです。

今年は場所によって開花の差が大きいです。

 

 

 

 ガイドマップ「2番」付近ではヒメイチゲも咲き始めました。

例年に比べかなり早いです。

 

 

 

「3番」付近の雪は無くなりましたが、まだ雪解け水でぬかるんでいます。

 

 

 

 「4番」の様子です。

この辺りも一面カタクリの群落ですが、

日当たりの悪い場所ではほとんどがまだつぼみです。

 

 

 「4番」付近の日当たりの良い場所では多くが開花しています。

それでも5、6分咲きといったところでしょうか。

この日は気温が低かったせいか開花したカタクリも下を向いています。

 

 

 

 「5番」付近ではまだ少しだけ雪が残っていました。

 

 

 

 「9番」のエゾエンゴサクの群落です。

この辺りでのエゾエンゴサクの開花は7分ぐらいでしょうか。

もうすぐ満開を迎えそうです。

 

 

 

 稜線分岐地点の様子です。

この辺りでもほとんどのカタクリが開花しています。

 

 

 

この辺りにはカタクリなどの大きな群落はありませんが

遊歩道沿いにカタクリとエゾエンゴサクがきれいに咲いています。

 

 

 谷渡りルート「11番」の様子です。

谷渡りルートでも全域でカタクリが開花しています。

谷渡りルートはアップダウンのある、やや険しいルートです。

足元で咲くカタクリを見ながら歩くのも楽しいです。

 

 

 

 現在、「8番」付近では危険木の処理中のため一部通行できません。

頂上「7番」を回るルートで迂回できますので通行の際はご注意ください。

 

 

 

 この日は午前中にカタクリ広場のハウスにビニールをかけました。

毎年、秋にビニールを外し、春にビニールをかけます。

今年は雪が多く気温が高かったせいか、

骨組みだけのハウスが雪の重みで一部潰れてしまいました。

「突哨山と身近な自然を考える会」のメンバーの皆さんと協力して修理をしました。

天気の悪い日や寒い日などはこちらで休憩できます。

 

 

 今年の突哨山のカタクリは日当たりの良い場所と悪い場所で大きく差が出ています。

場所によってはまだまだこれから見頃を迎えますが、

今週末あたりからしばらく天気が悪くなりそうです。

天気も考えるとここ2、3日が今年のピークになるかもしれませんね。

 

 また4月29日(木)〜5月5日(水)まで、

木もれび分岐「10番」付近で花案内人ボランティアガイドをしています。

時間は10時から12時までと13時から15時まで。

カタクリの開花状況によって待機場所は変更になるかもしれません。

黄色いバンダナが目印ですので、見かけたら声をかけてください。

 

(中村)

2021年4月21日水曜日

2021年4月20日 木もれび分岐付近で5分咲きです。

  

 この日は風が強く昼頃には雨も降り、肌寒い一日でした。

入山したのは午後からでしたが、開花したカタクリの多くは下を向いていました。

 

 突哨山の南側に位置する木もれび分岐(ガイドマップ10番)付近では

多くのカタクリが開花しています。

天候が悪く、ほとんどのカタクリが下を向いていたため

開花状況は分かりにくかったですが、

おおよそ5分咲き程度でしょうか。

天気の良い日が続けば数日で満開になるかもしれません。

 

 

 こちらは稜線分岐近くの「9番」の様子です。

ここはエゾエンゴサクの大きな群落があります。

 

 

 このあたりでも少しずつエゾエンゴサクが咲き始めています。

 

 

 扇の沢分岐地点「4番」の様子です。

日陰ではまだ少し雪が残っています。

 

 

 「4番」の日当たりがいい場所ではつぼみのカタクリが増えています。

 

 

 「3番」の遊歩道上にはまだ雪があります。

ここの他、カタクリルートの「5番」「6番」、

扇の沢ルートの「C番」付近にもまだ雪が残っています。

 

 

扇の沢ルート「A番」の様子です。

ここは毎年雪解け水でぬかるみますが、

昨年ボランティアの方々と作った木道のおかげで

汚れずに歩けるようになりました。

 

 

扇の沢ルート「B番」です。

南向きの日当たりの良い斜面ではカタクリが開花しています。



このあたりでもフクジュソウやエゾエンゴサクの花が見られるようになってきました。

 

 

こちらはぴぴの路の様子です。

突哨山の最も北側に位置しますが、もうすっかり雪は消えています。

 

 

 ぴぴの路でもカタクリのつぼみが多く見られるようになりました。

 

 

 

 今年は雪が多く、その後高い気温が続いたせいか、

日当たりの良い場所とそうでない場所の差が大きく出ています。

今後の天候にもよりますが、木もれび分岐付近ではまもなく満開を迎えるでしょう。


一方、もう一つのカタクリの大きな群落がある扇の沢分岐ではまだつぼみの状態です。

満開まではもう少し時間がかかりそうです。

 

(中村)

2021年4月13日火曜日

2021年4月12日 カタクリ開花しました!

 




 今年最初のカタクリの開花です。

昨年2020年は4月8日の開花でしたが、

記録的な少雪もあり平年よりもかなり早い開花でした。

2019年は4月16日、2018年は4月18日の開花でした。

それに比べると4〜6日早いことになります。

 

 

 

 開花していた場所はガイドマップ「10番」木もれび分岐地点です。

ここから木もれびの路、南分岐地点周辺では

数える程ですが何本か開花したカタクリがありました。

 

 

 

この日の午後2時30分時点での気温は約20℃。

4月中旬としてはかなり高いと思います。

 

 

 

 周辺ではカタクリ以外の春植物も開花し始めています。

こちらはフクジュソウ。

 

 

 

 エゾエンゴサクも咲き始めました。

 

 

 

 葉をつけたまま越冬するナニワズも花を咲かせました。

 

 

 

 この陽気でかなり雪は消えましたが、

北向きの斜面ではまだ雪が残っています。

稜線上などの遊歩道にもまだ雪が残っています。

雪解け水でぬかるんでいる場所もあります。

 

 

 

 こちらはガイドマップ「2番」のカタクリも開花しました。

近所に住む黒川さんの話では昨日4月11日に

この場所で1本だけほぼ花びらが開いていたそうです。

今年の開花日は正式には4月11日ですね。

 

 

 

ガイドマップ「2番」や「10番」周辺では

カタクリの芽がたくさん出ており、

つぼみもかなり増えてきました。


今年は暖かい日が多く、

天気予報ではこの先もしばらく平年よりも高めの気温が続くようです。


見頃の時期を予想するのは難しいですが、

平年並みに4月末ぐらいになるでしょうか。

ゴールデンウィークまで持ってくれるといいですね。

 

またお越しになる際は行政などから出されている

新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた要請」などに

基づいた行動や対策をお願いいたします。


一日も早くコロナが終息し、

当たり前の生活ができる日が来ることを願っています。

 

 (中村)

 

2021年4月9日金曜日

2021年4月9日 つぼみが増えてきました。

 


 

 4月に入り雪解けはどんどん進んでいます。

突哨山の遊歩道もかなり雪が少なくなってきました。

 

 

 

 国道40号線沿いの突哨山公共駐車場の様子です。ほぼ雪が無くなっています。

 

 

 

 突哨山口にも雪はありません。

 

 

 

 それでも20mほど進むとまだ雪が残っています。

日当たりが良くないところはまだまだ雪があります。

 

 

 ガイドマップ「10番」木もれび分岐付近ではカタクリの芽がたくさん出てきました。

 

 

 

 カタクリのつぼみも増えていますが、開花しているものはありませんでした。

 

 

 

 「10番」木もれび分岐地点の様子です。

この辺りは日当たりが良く、ほぼ雪はありません。

 

 

 午前10時のこの地点の気温はプラス4℃でした。

 

 

 

 雪の下から芽を出すカタクリもあります。

 

 

 開花したフクジュソウも増えてきました。



 

 南折り返し地点の様子です。

この辺りも日当たりが良く少し雪が残っている程度です。

 

 

 

 この辺りの南向きの斜面でもカタクリのつぼみは増えています。

間もなく開花という感じです。

 

 

 

 こちらはカタクリ広場口の様子です。

この辺りももう雪はありません。

 

 

 「2番」周辺の雪も無くなってきました。

 

 

 

 こちらでもつぼみが増えてきました。

例年この辺りが最も早く開花しますが、

今日はまだ開花しているものはありませんでした。

 

 

 

 2〜30m進むと遊歩道は雪に覆われていました。

こちらの方はまだまだ雪があります。

 

 

 こちらは比布町側のぴぴの路入り口です。

この辺りもすっかり雪はありません。

 

 

 

 それでも林の入り口からはまだ雪に覆われていました。

こちら側は突哨山の北側なので

雪解けも花の時期も南側に比べて少し遅くやってきます。

 

 

 

 ぴぴの路カラマツ林の様子です。

ところどころ地面が見えています。

 

 

 

 北分岐地点の様子です。

雪解けにはまだもう少しかかりそうです。

 

 

 3月末から10℃前後の気温が続いていましたが、

ここ2日ほど少し気温が下がりました。


一気に雪解けは進みましたが、

ここにきて一休みの状態です。


つぼみの状態のカタクリは気温が上がればすぐに開花するでしょう。


開花の時期は平年並みのようですが、

見頃はいつになるでしょうか。


明日からまた暖かい日が続くようです。

ちょうどゴールデンウィークに見頃になるといいですね。

 

(中村)