２０２０年４月３日 ヒグマ調査を実施。→ ヒグマの痕跡は確認されませんでした。

　

　今日は突哨山でヒグマの痕跡調査を行いました。

　この時期に調査を行うのは、

ヒグマが冬眠から覚めて活動を始めるということと、

まだ雪が残っているので足跡が確認できるからです。

　突哨山運営協議会と旭川市土木部公園みどり課の協力をいただき、

参加者は全部で７名。

調査は突哨山口から入り、

比布町側、尾根沿い、旭川市側の

３ルートに分かれて行いました。

比布町側ルート＝赤

尾根沿いルート＝青

旭川市側ルート＝オレンジ

　途中、シカやキツネの足跡はたくさんありましたが、

ヒグマと思われるものはありませんでした。

エゾシカの足跡

キツネの足跡

こちらはネズミのトンネルです

比布町の南側斜面ではエゾエンゴサクが咲いていました。

ヒグマの痕跡がなかったことを確認して、ホッと一息。

みんなで記念写真を撮りました。

帰りがけに、気になっていた「２番」のカタクリを確認しに行きました。

「２番」周辺はもう雪がありません。

カタクリのつぼみは少し膨らんでいるように見えましたが

まだ開花したものはありませんでした。

　今回の調査でヒグマの痕跡は確認されませんでしたが、

これでヒグマの危険が無くなったわけではありません。

入山の際は以下の項目にご注意ください。

・単独行動は避ける

・鈴を付ける

・朝夕の入山は避ける

・遊歩道以外は歩かない

・食べ物や飲み物はこぼさない

・ゴミは持ち帰る

　怖がりすぎる必要はありませんが、

みんなでルールを守って楽しく突哨山を歩きましょう。

（中村）