旭川市内の田んぼにはハクチョウの群れが舞い降り、あぜ道にはフキノトウが顔を出して、今年の春の訪れの早さを実感します。
突哨山も、
日に日に雪解けが進み、山肌も白と茶色のまだら模様になってきました。「突哨山口」わきの用水路ではゴウゴウと音を立てて雪解け水が勢いよく流れ落ちています。
入山口付近や、陽当りのよい遊歩道は雪が溶けて地面が出ていますが、稜線上や日陰ではまだ雪がべったりと残っています。「10番」の積雪は0センチ。多いところでも10センチ足らずです。残雪や地面のぬかるみ対策で、長靴や防水性のある靴での入山をおすすめします。
「10番」から「南折り返し」に向かう歩道の脇で、今年最初のフクジュソウ(福寿草)を発見。枯れ葉に囲まれた世界に黄色が映えますが、まだ少し寝ぼけているような咲き具合です。道沿いにちらほらと、5株ほど咲いているのを見つけました。カタクリの芽吹きはまだ見つけられませんが、今年の登場は例年になく早そうな予感です。
この時期は、残雪の上にちらばる「冬の名残」を楽しむ最後の時期かもしれません。ペアで着陸したオオバボダイジュの実や、エゾリスが食べたクルミの殻、黒くしおれたアズキナシの実たち・・・。足元に目を向けて、冬の間の森の動きに思いをはせてみてください。
(五十嵐)
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