2019年4月2日火曜日

2019年3月28日 ヒグマ痕跡調査を行いました!


 
 日中の気温がプラスになる日が多くなり、すっかり春めいた気候になってきました。
山はまだ一面の雪景色ですが、突哨山では28日、ヒグマの痕跡調査を行いました。
 昨年5月にヒグマが公園内に入り、12月まで遊歩道が閉鎖となったため、今年は積雪のある時期からヒグマがいるかどうか確かめる雪上踏査を3月末と4月中旬に行うことにしました。
ヒグマは早ければ3月上旬から冬眠明けの行動を始めるので、もしいれば雪上に足跡が残ります。今回の調査は突哨山運営協議会から3名、旭川市環境部から1名、もりねっとから3名、合計7名で行いました。
 
 突哨山の南側に位置する突哨山口から入山し、旭川側、尾根筋、比布側の3ルートに分かれ北上。途中、エゾシカやキタキツネ、タヌキなど、さまざまな動物の足跡や痕跡が確認されましたが、幸いヒグマの痕跡は見つかりませんでした。調査はこの後、4月中旬にもう一度行う予定です。

尾根筋を歩くグループ。カタクリはまだ雪の下です。

新雪にキツネの足跡

 この日の旭川市の最高気温は1.5℃。時折強く雪が降る場面もありました。
気象庁のデータによると旭川市の積雪深は41センチ。日に日に雪が少なくなっています。
突哨山の積雪は、谷渡り分岐地点で52センチ、扇の沢分岐地点で72センチでした。
3月に入り気温の上昇は足踏み状態で、突哨山の雪はそれほど減ってはいません。それでも扇の沢では着々と雪解け水が流れ、地面が見え始めている場所もあります。この日はザゼンソウが顔を出し始めていました。

ちょこんと顔を出したザゼンソウ

2018年のカタクリ開花第1号は4月18日。2017年は4月7日でした。17年はだいぶ早かったんですね。今年の雪の状況ですと、カタクリの開花は昨年並みといったところでしょうか。また随時状況をお知らせします。
(中村)
 

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