2019年4月29日月曜日

2019年4月28日 木もれび分岐付近が満開です!


 今日の旭川は早朝に氷点下まで下がり午前中は肌寒かったですが、よく晴れて午後から気温が上がり最高気温は15℃でした。
 気温の上昇とともにカタクリも花弁を広げ、木もれび分岐付近はほぼ満開です。木もれびの路も遊歩道の両側が開花したカタクリに埋め尽くされています。
 また少し足を延ばすとカタクリルート「9番」でエゾエンゴサクの群落を見ることができます。

木もれびの路のカタクリ
「9番」のエゾエンゴサク

 カタクリルート「4番」扇の沢分岐付近ではカタクリのつぼみがたくさん出始めています。日当たりのいい場所では開花しているものもあります。

カタクリルート「4番」扇の沢分岐の様子

 しかし、カタクリルート「5番」から「6番」、扇の沢ルート「D番」付近ではまだ雪が残っている部分もあります。

カタクリルート「6番」付近の様子

現在のおすすめルートは突哨山口から入り木もれびの路を通って「9番」まで足を伸ばし、余裕があれば谷渡りルートを回って戻るコースです。
谷渡りルートは多少アップダウンがあり足場が悪い場所もありますのでトレッキングシューズなどで歩くことをお勧めします。


 4月28日現在の開花マップです。
ピンクは開花 黄色はつぼみ 白は開花なしです。

(中村)

2019年4月26日金曜日

2019年4月25日 開花の範囲はゆっくりと広がっています。



今日の旭川市の最高気温は12.1℃。昨晩から朝にかけて少し雨が降り、午前中は曇っていました。お昼頃から太陽が顔を出しましたが、風がややあり肌寒い一日でした。

現在、カタクリルート「2番」付近と「10番」木もれび分岐付近は7分咲ですが、木もれびの路の三角点分岐付近はまだつぼみです。

「10番」木もれび分岐付近
木もれびの路の三角点分岐付近


扇の沢ルート、谷渡りルートの日当たりの良い場所では開花しているカタクリも見られるようになってきました。
扇の沢ルートの雪解け水はかなり落ち着きましたがまだぬかるんでいる場所が多くあります。

扇の沢ルートの様子


尾根沿いの日陰の場所はまだ雪が残っている場所があります。
カタクリルート「3番」から「6番」にかけて、扇の沢ルート「D番」付近は遊歩道上に雪が残っています。

カタクリルート「3番」の様子


「9番」のエゾエンゴサクの群落は今年もキレイに咲いています。

カタクリルート「9番」のエゾエンゴサク

 
今年は例年になく雪解けが遅いです。そのせいかカタクリの開花状況が場所によって大きく差が出ています。昨年のように山全体が花に包まれる感じはありませんが、所々で長く楽しめるのではないでしょうか。
また、この時期には珍しく雪が残っているので、雪の中から顔を出すカタクリやエゾシカの足跡なども見ることができます。
突哨山に足を運ばれる際はぜひ全ルートを歩いてみてください。
いろいろな発見がありますよ。

カタクリルート「4番」付近
雪の中から芽を出すカタクリ 
扇の沢ルート「D番」付近
エゾシカの足跡

4月25日現在のカタクリ開花状況マップです。
ピンクは開花 黄色はつぼみ 白は開花なし


(中村)

2019年4月21日日曜日

2019年4月21日 徐々に開花が広がっています。

カタクリルート「2番」付近のカタクリ


418日の旭川の最高気温は23.7℃まで上がり、その後の二日間は10℃前後、今日は14.4℃でした。
突哨山のカタクリは徐々に開花し始めています。
現在の開花範囲はカタクリルート「2番」付近と木もれび分岐「10番」から南折り返し地点の間です。まだ開花しているカタクリはまばらですが、つぼみを付けたカタクリが無数に広がっています。ゴールデンウィーク期間中には満開のカタクリが見られると期待しています。

木もれび分岐付近のカタクリのつぼみ

 また、木もれびの路周辺ではフクジュソウが多く見られ、開花したナニワズやエゾエンゴサクも増えてきました。南折り返し地点ではキクザキイチゲが咲き始めました。

木もれび分岐付近のフクジュソウ
木もれび分岐付近のナニワズ 
木もれび分岐付近のエゾエンゴサク
南折り返し地点のキクザキイチゲ 

遊歩道はまだ雪に覆われている場所が多くあります。北向きの斜面や日当たりの悪い場所などもまだ雪が残っています。扇の沢分岐「4番」の積雪は10センチほどです。

扇の沢分岐「4番」の様子




今日は4月27日(土)から56日(月祝)までのゴールデンウィーク期間中に実施する花案内人ボランティアガイドの現地講習会でした。今年初めて花案内人に参加する方は1819日に実施された勉強会のどちらかに参加され、今日の現地講習会に参加されています。現地講習会では様々な早春の植物や動物の食痕を観察したり、スキー場の痕跡を見たりしながら遊歩道を歩き、ガイドの予行演習も行いました。
期間中は木もれび分岐「10番」に待機していますので、気軽に声をかけて下さい。
花案内人は黄色いバンダナが目印です。

4月18日勉強会の様子
 
4月21日現地講習会の様子


南折り返しの下
木もれび
木もれび


421日現在のカタクリ開花状況マップです。
白は発芽なし 黄色はつぼみ ピンクは開花です。

(中村)

2019年4月17日水曜日

2019年4月16日 今年最初のカタクリの開花です。


  49日のカタクリの芽吹きから、ようやく今年最初の開花を確認することができました。
場所はカタクリルート「2番」付近です。
今春の突哨山は雪解けが遅く、昨年の418日よりも二日早かったですが例年に比べると一週間ほど遅い開花です。

日当たりのいい場所はだいぶ雪解けが進みましたが、遊歩道上はまだ雪に覆われているところが多いです。
カタクリルート「4番」扇の沢分岐地点ではまだ32センチの積雪があります。

カタクリ広場口付近の様子
 
扇の沢分岐地点の様子

扇の沢ルートは雪解け水があふれ水に浸かっている状態です。
水辺にはバイケイソウやザゼンソウが多く見られるようになってきました。

扇の沢ルートの様子
扇の沢ルートのザゼンソウ


突哨山口から入った木もれび分岐「10番」付近ではカタクリの芽やつぼみがたくさん出始めています。
場所によっては雪の下から元気に顔を出しているカタクリもあります。
この日はカタクリの開花は確認できませんでしたが、フクジュソウやエゾエンゴサクはすでに立派な花を咲かせています。


木もれび分岐付近のカタクリの芽

木もれび分岐付近のフクジュソウ

木もれび分岐付近のエゾエンゴサク


 早春の花の開花に合わせて動物や昆虫たちも活動を始めています。

クジャクチョウ 
エゾサンショウウオも産卵を始めました 
コゲラ


 各遊歩道入口の情報ボックスには最新のガイドマップが置いてあります。
入山の際にはご自由にお持ちください。



いたるところでカタクリの芽が足の踏み場もないぐらい無数に顔を出しています。
今年ももうすぐたくさんのカタクリの花で埋め尽くされるでしょう。
ゴールデンウィークにちょうど見頃になるといいですね。

 
この日は今年二回目のヒグマ痕跡調査を実施しました。
前回同様、まだ雪の残る全山を歩きヒグマの足跡や痕跡がないか調査をしました。
幸い今回もヒグマの痕跡は確認されませんでした。
今後は複数の地点にトレイルカメラを設置して調査を継続します。
(中村)

2019年4月9日火曜日

2019年4月9日 カタクリが顔を出し始めました!




 旭川はここ数日好天に恵まれ、突哨山ではようやくカタクリが顔を出し始めました。
遊歩道はほぼ全域雪で覆われていますが、南向きの日当たりのいい斜面は地面が見え始めました。それを待っていたかのようにカタクリが芽を出し始めています。
 現在、カタクリが芽を出している場所は、カタクリルート「2番」付近と「10番」から南折り返し地点の間です。

 今日はカタクリの他、もうすぐ開花しそうなフクジュソウやバイケイソウ、エゾノバッコヤナギの芽吹きも見ることができました。

南折り返し付近のフクジュソウ

カタクリルート「2番」付近のバイケイソウ

南折り返し付近のエゾノバッコヤナギ

 ただし、今年の雪解けは遅く、「10番」の木もれび分岐地点での積雪は未だ30センチほどあります。
「10番」木もれび分岐付近の様子

 
 今年は雪解けが遅いのでカタクリの見頃は平年よりも少し遅くなるかもしれません。
 ゴールデンウィークに見頃を迎え、期間中好天に恵まれるのが理想ですね。
(中村)

2019年4月2日火曜日

2019年3月28日 ヒグマ痕跡調査を行いました!


 
 日中の気温がプラスになる日が多くなり、すっかり春めいた気候になってきました。
山はまだ一面の雪景色ですが、突哨山では28日、ヒグマの痕跡調査を行いました。
 昨年5月にヒグマが公園内に入り、12月まで遊歩道が閉鎖となったため、今年は積雪のある時期からヒグマがいるかどうか確かめる雪上踏査を3月末と4月中旬に行うことにしました。
ヒグマは早ければ3月上旬から冬眠明けの行動を始めるので、もしいれば雪上に足跡が残ります。今回の調査は突哨山運営協議会から3名、旭川市環境部から1名、もりねっとから3名、合計7名で行いました。
 
 突哨山の南側に位置する突哨山口から入山し、旭川側、尾根筋、比布側の3ルートに分かれ北上。途中、エゾシカやキタキツネ、タヌキなど、さまざまな動物の足跡や痕跡が確認されましたが、幸いヒグマの痕跡は見つかりませんでした。調査はこの後、4月中旬にもう一度行う予定です。

尾根筋を歩くグループ。カタクリはまだ雪の下です。

新雪にキツネの足跡

 この日の旭川市の最高気温は1.5℃。時折強く雪が降る場面もありました。
気象庁のデータによると旭川市の積雪深は41センチ。日に日に雪が少なくなっています。
突哨山の積雪は、谷渡り分岐地点で52センチ、扇の沢分岐地点で72センチでした。
3月に入り気温の上昇は足踏み状態で、突哨山の雪はそれほど減ってはいません。それでも扇の沢では着々と雪解け水が流れ、地面が見え始めている場所もあります。この日はザゼンソウが顔を出し始めていました。

ちょこんと顔を出したザゼンソウ

2018年のカタクリ開花第1号は4月18日。2017年は4月7日でした。17年はだいぶ早かったんですね。今年の雪の状況ですと、カタクリの開花は昨年並みといったところでしょうか。また随時状況をお知らせします。
(中村)