2019年4月17日水曜日

2019年4月16日 今年最初のカタクリの開花です。


  49日のカタクリの芽吹きから、ようやく今年最初の開花を確認することができました。
場所はカタクリルート「2番」付近です。
今春の突哨山は雪解けが遅く、昨年の418日よりも二日早かったですが例年に比べると一週間ほど遅い開花です。

日当たりのいい場所はだいぶ雪解けが進みましたが、遊歩道上はまだ雪に覆われているところが多いです。
カタクリルート「4番」扇の沢分岐地点ではまだ32センチの積雪があります。

カタクリ広場口付近の様子
 
扇の沢分岐地点の様子

扇の沢ルートは雪解け水があふれ水に浸かっている状態です。
水辺にはバイケイソウやザゼンソウが多く見られるようになってきました。

扇の沢ルートの様子
扇の沢ルートのザゼンソウ


突哨山口から入った木もれび分岐「10番」付近ではカタクリの芽やつぼみがたくさん出始めています。
場所によっては雪の下から元気に顔を出しているカタクリもあります。
この日はカタクリの開花は確認できませんでしたが、フクジュソウやエゾエンゴサクはすでに立派な花を咲かせています。


木もれび分岐付近のカタクリの芽

木もれび分岐付近のフクジュソウ

木もれび分岐付近のエゾエンゴサク


 早春の花の開花に合わせて動物や昆虫たちも活動を始めています。

クジャクチョウ 
エゾサンショウウオも産卵を始めました 
コゲラ


 各遊歩道入口の情報ボックスには最新のガイドマップが置いてあります。
入山の際にはご自由にお持ちください。



いたるところでカタクリの芽が足の踏み場もないぐらい無数に顔を出しています。
今年ももうすぐたくさんのカタクリの花で埋め尽くされるでしょう。
ゴールデンウィークにちょうど見頃になるといいですね。

 
この日は今年二回目のヒグマ痕跡調査を実施しました。
前回同様、まだ雪の残る全山を歩きヒグマの足跡や痕跡がないか調査をしました。
幸い今回もヒグマの痕跡は確認されませんでした。
今後は複数の地点にトレイルカメラを設置して調査を継続します。
(中村)

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