5月も終わりにさしかかり、
カタクリやエゾエンゴサクなどの早春の花に覆われた突哨山は、
今では濃い緑に包まれています。
あたりではエゾハルゼミの鳴き声が響き渡り、
夏の訪れを感じるようになってきました。
カタクリの大きな群落のあるガイドマップ「10番」
木もれび分岐地点は緑色に包まれています。
上を見上げると頭上は木の葉に覆われ、
ほとんど空が見えません。
この時期のカタクリは子房がふくらみ始め、
もうすぐ種を落とします。
葉は黄色く半透明になり溶けるようになくなります。
こちらはエゾエンゴサクの群落がある「9番」付近です。
早春の時期と比べ、同じ場所とは思えないほどうっそうとしています。
稜線上の遊歩道脇にはオオタチツボスミレの群落があちこちにありました。
マイヅルソウも花を咲かせています。
こちらはクルマバソウの群落。
ぴぴの路ではオオバナノエンレイソウがまだ綺麗な白い花を咲かせていました。
この日、突哨山ではお二人の方とすれ違いました。
お一人はキビタキを見に、
もう一人の方は運動のためいらっしゃったそうです。
突哨山が一年のうちで最も賑わう早春の花の時期は過ぎましたが、
これからの季節もいろいろな楽しみ方があります。
時期によって様々な植物の姿を見ることができます。
小鳥や小動物との出会いもあります。
天気の良い日に木漏れ日の中を歩くのもとても気持ちの良いものです。
これからの季節、突哨山のいろいろな魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
(中村)
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