2020年4月19日日曜日

2020年4月17日 日当たりの良い場所ではまとまって咲いています。


 

 今日の旭川市の最高気温は14.3度。
ここ数日寒い日が続き、久しぶりの暖かい日でした。

天気が良くて寒い日が続いたのが影響したのか、
日当たりの良い南向きの斜面と、
日当たりの悪い北向きの斜面で花の咲き方が違います。



こちらはガイドマップ「2番」付近の南向き斜面。
今年最初にカタクリの開花が確認された場所です。
広い範囲で開花しています。


 
「2番」の笹ヤブの中で、昔捨てられたであろうタイヤが見つかりました。
おそらく旭川市の公園になる前に捨てられたものでしょう。

笹は60年に一度、花を咲かせ、結実後に枯れると言われています。
この場所は2年ほど前から笹の花が咲き、
徐々に枯れ始めていましたが、
この春の雪解け後、ほとんど笹がなくなっていました。

タイヤは引っ張り出して廃棄処分する予定です。



 こちらは「3番」の様子です。
この辺りは北向き斜面なのでまだ雪が残っています。
遊歩道上にも少しですが雪が残っています。



こちらは「4番」の様子です。
こちらも日当たりの悪い場所はまだ雪が残っています。



 「4番」の日当たりの良い場所ではツボミが増えています。
数輪ですが開花したカタクリもありました。



山頂の様子です。
山頂にベンチを設置しました。
ベンチの材料は「6番」のトドマツ林で間伐された物を使っています。

今日は「突哨山ボランティア遊歩道整備」のイベントを行う予定でしたが、
コロナウイルス対策の緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて、
予定していたイベントを全て中止しました。

イベントは中止しましたが、突哨山は入山できます。
訪れた方が快適に過ごせるように今回はスタッフだけで遊歩道の整備を行いました。



こちらはエゾエンゴサクの群落がある「9番」の様子です。



だいぶエゾエンゴサクも咲いてきましたが、まだ3分咲といったところでしょうか。



稜線分岐地点にあったベンチも作り直しました。
これもトドマツの間伐材を利用しています。



谷渡りルートでもカタクリが咲き始めました。
バイケイソウも出始めました。



谷渡りルートのエゾエンゴサク。



これが今日の一番大事な仕事です。
谷渡りルートにある小さい沢にかかる橋が腐って折れそうになっていたので架け替えました。
架け替えた橋の材料は、近くに転がっていたミズナラです。
ミズナラはとても硬い木なので、倒れて樹皮が腐りかけていても、
中の木部はしばらく硬いまま残ります。
しっかりした橋になりました。



南折り返し地点では、早くもキクザキイチゲが咲いていました。



こちらは「10番」木もれび分岐付近の様子です。
写真左側が北方向、右側が南方向です。

写真では少し分かりにくいですが、
南向きに傾斜がついた場所は冒頭の写真のようにたくさんの花が咲いています。
逆に北向きに傾斜がついた場所ではまだほとんどがツボミの状態です。

ほんの少しの傾きの差ですが、はっきり違いが分かります。
それでも、もう少し暖かい日が続けば一斉に咲き始めると思います。



 木もれびの路で咲いたエゾエンゴサクにビロードツリアブが蜜を吸いに来ていました。
木もれびの路でもカタクリは咲き始めていますが、満開まではもう少しかかりそうです。


先ほども触れましたが、
全国に拡大されたコロナウイルス対策緊急事態宣言を受けて、
今春のイベントは全て中止いたしました。

毎年ゴールデンウィーク期間中に実施していた
「突哨山花案内人ボランティア」も中止いたしました。
参加を予定されていたボランティアの皆さん、
ガイドを楽しみにされていた方々、大変申し訳ございません。
また来年も実施する予定ですので、ぜひご参加ください。

なお、突哨山は入山できます。
年間を通じて最も人出が多いこの時期でも、
ごったがえすようなことはありませんので
ゆっくり散策が楽しめると思います。

(中村)

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